1日目、ホテルに荷物を置いてすぐ、先ずは春日大社にご挨拶。フレンドリーな鹿や広々とした奈良公園の中のヒンヤリとした春日大社の参道、始まったばかりの紅葉する樹々。
旅の前にはイロイロな旅本を眺めては、あそこもここも、と行ってみたいところは沢山ありました。けれど最終的には春日大社や奈良公園を中心に、スケジュールを詰め込み過ぎずに自分の足で歩ける範囲を面白そうなことや気になる感じがあったらそっちの方へ、というユルい感じを大事にすることに。
コントラストの美しい春日大社。
春日大社の神様はこちらの皆様。
神様にも専門分野があって、この神社にはどの神様のどの魂がお祀りされているかを知ることはどんなお願い事をするかということの目印になります。
お祀りしている神様にも怒っている時の神様をお祀りしていることもあれば、同じ神様の穏やかな時をお祀りしていることもあります。イロイロな神社を御参りして、あ、ここにもあの神社と同じ神様がお祀りされているんだ、という時も、その神様の四魂、和魂(にぎみたま)・幸魂(さちみたま)・奇魂(くしみたま)・荒魂(あらみたま)のうちのどの魂をお祀りしているのかはそのお社がどのような経緯で創建されたかを知ることでおおよそ判断することができます。
わかりやすくいうと、武運猛々しい神の荒魂を祀っているお社で、恋愛運や結婚運をお願いしても「あ、いや、オレ、恋愛はチョット…」というわけです。
春日大社は平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建され、藤原氏の氏神様として隆盛したお社です。ですから事業繁栄や家族や家庭の円満や繁栄をお願いされると、よっしゃー!となってくださる神様のお社なのです。
まずはここに無事に連れて来てくださったことへの感謝と御礼と、これから帰るまでの奈良での時間の御導きのお願いをして、御朱印好きのアタクシは念願の春日大社の御朱印帳と御朱印を。
昇る月を眺めながら空き始めた念願の正倉院展をゆっくり拝見し暮れる奈良をゆっくり歩いて1日目を終えました。