えゐちの玉屋生活
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クリソコラについて。
アタシはクリソコラという石が大好きですが、玉屋で使うクリソコラには大きく分けて2種類あります。

クリソコラという石は硬度が低くて加工しにくいので、硬度を上げるために原石に樹脂を浸みこませて研磨に耐えるように処理します。表面はつるつるしていますが石の印象はマットな感じ。一般的にはこれが広く流通してるクリソコラです。
こんな感じ。これはこれですごく綺麗デス♪


クリソコラ自体は鮮やかな青の石ですが、銅の産出場所で一緒に産出する石なのでさまざまな鉱物と混ざり合っていて、だから海外では純粋にクリソコラがクォーツ化しているものはちょっとした宝石よりも高値でやり取りされているそう。アタシはいろんな鉱物と交じり合っている地球そのままを表現したような景色になっているこちらのクリソコラが好きで、少しずつ集めては玉屋物に使っています。


玉屋ではもう一つ、いわゆる「クリソコラクォーツ」といって、クリソコラに石英が浸透してクォーツ化しているクリソコラも使っていて、あまり流通していなくて手に入れるのに苦労するし、手に入れてもほとんど玉屋物としては使えなかったりしますが、アタシはこちらのクリソコラもダイスキです。
クリソコラクォーツとインドシルバーの蜜蝋紐ブレスレット

流通名として多く使われている呼び名の『クォンタム・クアトロ・シリカ』とはシャッタカイト、クリソコラ、スモーキークオーツ、マラカイト(4種類=クアトロ)の混合結晶ですが、ソーティングすると他の同系色の鉱物も様々にでるようなので、玉屋では「クリソコラクォーツ」としています。

ちなみに、クリソコラに含有されていて目視でもわかる範囲でいうと、水色〜青色=クリソコラ、グリーン=マラカイト、黒=鉄分、茶=銅、白&透明=石英(クォーツ)、という感じです。玉屋では透明度の高い、いわゆるジェムストーンも好きなので使いますが、本来は敬遠されがちな、こうしたクリソコラのような石も使っています。実際にお求め頂きましたら是非、その景色をお楽しみいただけたらと思います♪