えゐちの玉屋生活
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八面体結晶。


ちょっと遊び的なことも含めて
やってみたいことがあって
フローライトの原石を大量に入手。

近々、ブルージョンのフローライトも
『custom made』の石としてご紹介予定です。

玉屋えゐち 『custom made』



【フローライト/fluorite(和名・蛍石)】

カルシウムのフッ化物で、明瞭な結晶形を示し、多様な色調を持って産出する。フローライトの由来は「流れる」を意味するラテン語fluereで、金属を精錬するときのフラックス(融剤)として用いた時に容易に融けることに由来している。

蛍石はフッ素の原料鉱物であり、フッ素は水への添加剤にするほかにもフライパンなどの汚れ・固着防止のためにテフロンコーティングを作るためにも使われる。

蛍石は色調が変化に富み濃いこと、一つの標本に何種類もの色調が現れること、色が累帯配列(不連続の帯状構造)したり、斑点状の分布を示すことなどのために飾り石として人気が高い。古代エジプト人は彫像の中に用いたりスカラベの彫刻に用いていた。

紫、白、黄色が縞模様を作っているフローライトは「ブルージョン」と呼ばれている。この名称は“青黄色”を意味するフランス語「bluejaune」が縮まったもの。ブルージョンの主要な産地はイギリス・ダービシャーのキャッスルトンで、そこでの鉱脈の色の配列には14種類のパターンがあり、ローマ時代に最初に採掘され容器に加工された…

参考文献
『ROCK and GEN 岩石と宝石の大図鑑』
青木正博・訳/誠文堂新光社

吹き込む。
長くお付き合いのあるオーナーさんからブレスレットが切れてしまったと1年ぶりのリフォームのご依頼。このブレスレットも最初の形からはずいぶん変化して、今の形をとても気に入ってくださっているので、デザインは変えずに小さな改良のリフォームを。

天然本水晶とフローライト、ブルーゴールドストーンのブレスレット。



一旦全部をバラして。



シルバーのくすみと石の中の汚れなど。



一つ一つ磨いて、



石の中も綺麗に。



ヒマラヤ産の天然本水晶は流石に全くのくすみなし。
加工した職人さんの技術と
石のクオリティの素晴らしさをあらためて。



全部磨いて、



ビフォー(上)アフター(下)。




フレッシュエナジーを吹き込んで
オーナーさんのすぐ側で
また大活躍できますようにの願いを込めて。

ご愛用、心から感謝しています。
旅する石。
先日、玉屋物のオーナーYさんよりメールを頂戴しました。
「お礼とお詫び」と題されたそのメールには、新たにお求め下さった玉屋物をとても気に入って下さったお気持ちを、そして以前にお求めいただいた玉屋物を紛失してしまったことを申し訳ないとお伝えくださる内容でした。

和の大きなスギライトと龍の水晶のブレスレットを昨年秋、出雲大社に参拝中に紛失しました。水晶をはめこんで止める蜜蝋の輪が多少やわらかくなってはいましたがゆるゆるというほどではなく、本当にまったく気付きませんでした。

それから、大分前になりますが女王のようなアメトリンを、これは購入させていただいてかなりはやい段階で落としました。外出先につけて行って、帰って上着を脱いだらなかったというような状況でした。

どちらもかなり探し、経路の交通機関、寄った場所を再度探す、電話で聞くなどし、警察にも届けましたが出てきませんでした。

本当に不注意で申し訳ありません。どちらもパッと目立つ、見る人が見ればもちろん、普通の人が見ても個性的なすばらしい石だとわかるものなので誰かが拾って所持しているかもしれません。

アメトリンを購入したときは、自分が苦しくて仕方がなかったときで、紛失は、えゐちさんに申し訳ないのと同時に、石に「捨てられた」感じがし、なかなか事実を口に出せず、お詫びもできませんでした。



私はこのメールを拝見して、お代をお支払い頂いてお求め下さったYさんには申し訳ない気持ちを感じつつも、出雲大社でなくされたというお話に胸の奥が喜びでググっと震えるのを感じました。

あの神々の集う大社、あるいはそのエナジーを纏ったYさんの旅のどこかで『玉屋物が召された』という感覚があって、それと同時に、なくされた玉屋物をYさんがどれほど大切にし、そのYさんの深さの分だけ玉屋物が「供物」として認識され引き換えにその出雲の旅から大きな何かをお持ち帰りになっているのだ、と、それがイメージされて仕方がなかったのです。なくされたどちらの玉屋物も、Yさんがお選びになった玉屋物は瞬時にYさんとリンクして必要な「行動」にでていると感じずにはいられませんでした。

お求めくださる方によって、時折玉屋物の石はこういう仕事をしているようです。それは私が意図しているのではなく、やはりお求めくださった方の、つまりは「あなたの石、お預かりしています。」と私が付けた玉屋のサブタイトルのような出来事が実際に起こっているのだということを、玉屋物のオーナーさんたちによって教えていただくのです。ここまで玉屋物とリンクしてくださると、私が思うにもう「石の行動」を止める事はできず、 石はそれを身につけて下さる方に必要な行動をしているのだと感じるのです。

私の手から離れた玉屋物について私はこうしろああしろということは全くありませんが、願わくば、「なくしてしまった」という私への申し訳なさや残念なお気持ちを(もちろん惜しんで下さるということは製作者のアタシにはとても嬉しいことです!)もう一段踏み込んで、「私の分身が旅立って、その分身の大きさに見合うだけの、今自分に必要なエナジーがもたらされている」と、なくした玉屋物をきっかけに、宇宙(そら)に向かって感謝していただけたらと思います。

お求めくださった方の手を経てその方のエナジーを纏った玉屋物の石たちをどなたかがどこかで手にしているとしたら、それはまた必要な人のころで必要な旅をしているのかもしれません。カルマというものは、その人にとって意味のある場所にいくだけで、あるいは、ある人とただ道ですれ違うだけでも、ちょっと眼をあわせるだけでも、その人が意識のレベルで感じる感じないに関係なく解消されるものもあるといいます。あなたの手をへた石たちが新しい不思議で豊かな旅をしているとイメージして、その石の旅の豊穣を祈るのもまた、大きく自分を愛する一つの方法かもしれません。

同じメールでYさんはこのようにもお伝えくださいました。

今はその当時の苦しかったことを乗り越えて、次の次のステージにいます。両方ともぞくぞくするような美しい生命あふれる作品でした。しかし、しばらく私と一緒にいてくれて、ありがとうございますとも言いたいです。

四月からは新しい職場へ移ります。今度はラリマーとスギライトといっしょに頑張っていくつもりです。




やっぱりYさんの元へ嫁いだ玉屋物は「いい仕事」をしたのだと思います。こうした素敵なお話を教えていただくにつけ、製作者として身が引き締まるのと同時に、ああ自分はなんていい手仕事を選べた事だろう、と感謝せずにはいられません。

2つのブレスレットの紛失にはピンと来るものがあったというYさんと新たにお届けしたラリマーとスギライトのブレスレットが迎える新しいステージの豊穣を心から祈っています。




シヴァの涙/ルドラクシャのこと。
何度も玉屋物にしてお出ししていたけど、最近お見せする機会も増えたし、そういえば使用素材としてしか説明したことがなかった(ような気がする)ので、今日はルドラクシャのことを少し。

ルドラクシャ/rudraksha の由来はサンスクリット語でシヴァ神(rudra/ルドラ)の目(aksha/アクシャ)を意味しているとのこと。神話には諸説あるようですが、シヴァ神が人々の幸福の為に瞑想しやがて人々の苦しみを深く理解し強く救済したいと願うに至り、その熱い想いが涙となってこぼれ落ち、その落ちた場所に菩提樹の木が育ち実った実をルドラクシャと呼ぶ様になった、という物語が良く知られています。

菩提樹はブッダが悟りを開いたのが菩提樹の下ということで、お数珠について記した経典には、菩提樹の実を最上している記述が多数みられます。「仏説校量数珠功徳経」には、真珠や珊瑚の数珠であれば「経を読み珠を爪繰ること一遍にて福の百倍を得ん」、蓮子の実の数珠であれば 「福の万倍」、水晶の数珠でれば「万々倍」、菩提樹の実であれば「その福無量にして算数すべからず」の記載があります。

しかしブッダが悟りを開いた『クワ科イチジク属インドボダイジュ』である菩提樹と、ルドラクシャが生る木としての『ホルトノキ科ホルトノキ属インドジュズノキ』である菩提樹は別物です。ブッダが悟りを開いたといわれるインド菩提樹の実は小さく加工に適していない為、インド数珠の木である金剛菩提樹の実がいわゆる『菩提樹の実』として扱われ、これを今日「ルドラクシャ」と呼んでいます。



玉屋で最近扱っているルドラクシャは実に5つの筋の入ったパーンチャムキー(5MUKHI)と呼ばれるルドラクシャで、ルドラクシャの約95%を占めるルドラクシャでもあり、ルドラクシャといえばこの5MUKHIと言っても過言ではありません。

実はルドラクシャにはこの筋が1から多いものでは20以上のものまであって、ルドラクシャの基本的な性質(シヴァ神の慈悲/目標達成と平安)に個性を与える要素として様々な古典や文献にその性質が記載されています。ちなみに、玉屋で扱っている5MUKHIの呼称「パーンチャムキー」とは「シヴァ神の妻」ことです



たとえばこの1MUKHIのルドラクシャは「エークムキー(最高神ブラフマー)」で「カルマの浄化/救済/大いなる富と財産」のルドラクシャ。



4MUKHIのルドラクシャは「チャールムキー(四つの顔を持つ者)」で、「過去世において為した罪業が焼かれる/専門分野の第一人者/原理理解者」のルドラクシャ。



6MUKHIのルドラクシャは「チェームキー(シヴァプトラ・スカンダ/シヴァ神の息子スカンダ軍神)」で、「知識の向上/事業の成功/学業の達成」のルドラクシャ。



そしてこの5MUKHIのルドラクシャ。この突起のあるルドラクシャはこの突起が象の鼻に見える事から本来の性質にさらにガネーシャ神の加護も受けることができると言われるルドラクシャ。



玉屋物としてお店にはお出しすることはないコレクターズアイテムのルドラクシャですが、世の中にはこんなルドラクシャも存在しますので、ご希望があれば取り寄せしてオリジナルアイテムとして製作のご依頼を承ります。どうぞお問い合わせくださいませ。
(⌒ー⌒)

四月の玉屋
三月のクリソコラ、沢山の方に起こしいただきありがとうございました♪気にいるクリソコラになかなか出会えないので、これ以降は新しくお創りする機会も少ないと思いますが、持っている石を出し惜しみしているのも石に気の毒なので、気の済むまで創りまくりました!大満足です!そうです!玉屋はまずアタシが楽しいかどうかが最優先デス!…あ、わかってるって?!恐れ入谷の鬼子母神!(>▽<)

さて。また新たな光り輝くサイクルの四月。今月はどの石にクローズアップしようかなぁーと思った瞬間浮かんだのがクリスタル、クォーツ、水晶、つまるところ石英。大抵どの月にもクォーツは使っていますが今回はクォーツの中の景色にクローズアップいたしマスよ♪(ブログに載せるコンデジの写真は暗めに写るので、補正していて写真全体は露出オーバー気味に見えますが、実際の石の色を再現するための補正ですのでご了解くださいネ。)

たとえば太陽のフレアの様なレッドルチル。
IMG_6807.jpg

神々しいゴールドルチル。
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ラフカットのクォーツの中のルチルはより幻想的に。
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珍しい輝きの宇宙のようなシルバールチル。
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ルチルといってもゴールドだけじゃないんですのヨ♪
赤い金魚が可愛く泳ぐ様なレピドクロサイトの景色もあったりね。
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一般的にはクォーツの中に針状鉱物が踊る石を総称してルチルクォーツ(rutilated quartz)と。(内包される線状鉱物がトルマリンの場合はトルマリンクォーツと固有に呼ばれたりもします。)

そしてそうした内包物の中でも特に人気があるスーパーストーン、エスピリットサント州産のスモーキークォーツベースのスーパーセブン。
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その他にもクォーツはバリエーション豊富ですからね、水がしたたる様な艶やかなローズクォーツはじめ、春らしいイロトリドリの様々なクォーツも登場させてご覧いただく所存。どうぞお楽しみに♪


エネルギーのバランス。
実際に手に触れるまえにお互いが感応しあってエネルギーの交感が始められる石というのがあります。それはヒーラーやサイキックがクライアントの写真を見るのみでクライアントに感応できるとこと多分同じ感じではないかと思うのですが、玉屋物のメインになるような石はそうして選ばれて玉屋にやってきます。(サイドや全体の色調に使う石は、玉屋物全体のエネルギーを補完し循環させるための、集合体的エネルギーで選ばれます。)先日予告させていただいた今回12月の2回の更新にお出しする予定のスギライトは、出逢ったときに頭頂部がチリチリして耳鳴りがして痛いほどのビックウェーブでした。こういうエネルギーを持つ石というのは、人と石のエネルギーのバランスが合って初めて「自分の石」を強く実感できる石でもあり、まさに「唯一無二」の石となりますが、それまでは玉屋でお店を賑やかに美しく彩り、アタシに励まされつつ(>ー<)今生のパートナーである方を待ち続けています。

今玉屋にある石たちで、特にそのエネルギーの強い玉屋物がこの4つ。
この4つの玉屋物は同じ時期にお店にお出ししたのですが、それまでにも何度か経験していた製作中のトランス状態というのをもっとも強く感じた蜜蝋紐の玉屋物でした。まさに動かされて作ったという。この4つの玉屋物にはお客様からも沢山メールを頂戴したのですが、いただいたメールの内容の共通項は「凄み」とか「パワー」というものでした。つい最近、この黒い蜜蝋紐のホワイトラブラドライトのブレスレットはお求めいただいて無事お届けいたしましたが、やはり行くべくして行ったという納得感のとても大きなお届けでした。

ちなみに、玉屋に今あるそのほかの玉屋物のこちらの方々。
こちらもすごいエネルギーをもっているい玉屋物で同じようにお待ちしている面々なのですが、どーもこの方々から送られてくるエネルギーというのは「まあぼちぼち待っているわ。」というような、どこかのんびりのほほ〜んとしたお気楽なエネルギーで。玉屋で製作する代表的なパターンとしてこの玉屋物たちをご紹介いたしましたが、モチロンこれまでお求めいただきました玉屋物も、今お店にあるそのほかの玉屋物もみな同じように個性のあるエネルギーを放って玉屋であははおほほとやっておりマス。(⌒ー⌒)

さてそんな風な玉屋。この今回お出しするスギライトがどんなことになるのか。今朝目が覚めた時に今回ゲットしたスギライトの映像がやってきて「指輪」と。どうやら中のいくつかは指輪になりたいらしい。リング部分には浮遊感の美しいオパールを予定しています。いつもはお知らせしませんが、この指輪の予価は2万円〜2万5千円でお出しする予定です。今回は私も自分用に制作予定で、それをデザインのサンプル画像にして、皆さんには石をお選びいただき、サイズをお知らせいただいてから制作するセミオーダーとさせていただこうかと。石はスクエア。この同じ形の石ではブレスレットも制作予定です。いくつお作りできるか・・・。数はちょっとわかりません。また実際の石を手にとって併せる石は変わるかもしれませんが、いずれにせよ、明日またこちらで実際の画像をお見せできればと思いマス♪どうぞお楽しみに♪
スーパーセブンについて。
「スーパーセブン」という名で流通している石は、「セイドリックセブン」「メロディーストーン」などと呼ばれるスーパーパワーストーンですがアタシ的にはスーパーセブンというのは流通名というくらいに思っております。クリスタルに不純物が多いだけの屑石だ、という人もあれば、至高のパワーストーン!という人もあり。

ブラジルのエスピリット・サント州で採掘されたアメジストエレスチャル(エレスチャル:水晶の内部と外部とで成分濃度の差が生じて、外部の成長よりも内部の成長が遅く、結晶が複雑化している水晶。骸骨水晶:Skeletal crystalとも。)にゲーサイト、レピドクロサイト、ルチル、スモーキークォーツ、カコクセナイトが加わった7つの鉱物(元石がクォーツ+アメジストなので7つ。)で構成されたものがみつかり、それをヒーラーがスーパーセブンと呼んだことからパワーストーンとして有名になり、ただ、7つの鉱物すべてで構成されている石はほとんど無いとも言われていて、7つそろっていなくてもこの鉱山から採掘されたアメジストエレスチャルはスーパーセブンと呼ぶ、と。これがスーパーセブンの概略のようでございます。

パワーストーンという側面から見ればそれが本物である証明のひとつとしてどこで採掘されたかを確かめることで一定の判断できるし、そもそもある程度の大きさの原石からカットして市場に出回ることを考えれば「同じ鉱山なら7つじゃなくてもスーパーセブン!」という無理やり具合もほほえましい感じですが、パワーストーンという名の下でそれが流通量に影響して価格に反映されるとなると手に入れるほうとしてもある程度気にしないわけにもいきません。

ということで、玉屋のスーパーセブンは一応、ソーティング(宝石鑑別)を専門機関で常時やっていて、現地へ直接買い付けにいっているお店から『ブラジルのエスピリット・サント州で採掘された通称スーパーセブン(7種類はない)』というクォーツのなかで、特にえゐちが「ステキな景色」という石を購入して玉屋物を制作しております。けれどそれも疑いだしたら「お店がいってるだけかも」ということは大いにありますし、高価なパワーストーンという側面からみたらスーパーセブンがいわゆる本物かどうかはすごくオオゴトなのでしょうが、私としては私が「ステキな石!」と思った時点ですべて『いい石』なので、上記のようなところまでは努力しておりますが、後はお求めいただく皆様によくよくご判断いただいて、お選びいただければと思っております。

私はレピドクロサイトとルチル(赤系・黒・シルバー)が織り成す景色がとても好きで、そこにアメジストの要素があったらもう最高!という感じです。7種類あるかどうかは最初から問題にしておりません。さまざまな全面黒いルチルに見えて、陽に透かすと赤とシルバーが浮かび上がったり、それはもう多彩で大好きな石です。高価なので玉屋に並ぶこともあまりないでしょうが、お求めいただきましたら是非その景色をお楽しみください♪

玉屋での表記といたしましては、ブラジルのエスピリット・サント州の鉱山から産出されたものに関しては『スーパーセブン』、上記以外の産地からの産出&産地不明の『通称スーパーセブン』に関しましては「レピドクロサイト」「アメジストエレスチャル」等そのクォーツの景色でもっとも特徴的な名称で記載いたします。『アメジストエレスチャル』という呼び名については、先に記しました生成過程の特徴を持つエレスチャルではなく普通のクォーツに主にレピドクロサイトやルチルが内包されている石が『アメジストエレスチャル』と呼ばれてもいて、いろいろいわくのある『スーパーセブン』という名称を避けてこう表記されていることが最近では多いように思います。玉屋ではできるだけその石の景色に即した名称で記載していきたいと思っております。
(写真の石はえゐちのコレクションの一部のエスピリット・サント州産です。)※2009/04/12修正・追記



クリソコラについて。
アタシはクリソコラという石が大好きですが、玉屋で使うクリソコラには大きく分けて2種類あります。

クリソコラという石は硬度が低くて加工しにくいので、硬度を上げるために原石に樹脂を浸みこませて研磨に耐えるように処理します。表面はつるつるしていますが石の印象はマットな感じ。一般的にはこれが広く流通してるクリソコラです。
こんな感じ。これはこれですごく綺麗デス♪


クリソコラ自体は鮮やかな青の石ですが、銅の産出場所で一緒に産出する石なのでさまざまな鉱物と混ざり合っていて、だから海外では純粋にクリソコラがクォーツ化しているものはちょっとした宝石よりも高値でやり取りされているそう。アタシはいろんな鉱物と交じり合っている地球そのままを表現したような景色になっているこちらのクリソコラが好きで、少しずつ集めては玉屋物に使っています。


玉屋ではもう一つ、いわゆる「クリソコラクォーツ」といって、クリソコラに石英が浸透してクォーツ化しているクリソコラも使っていて、あまり流通していなくて手に入れるのに苦労するし、手に入れてもほとんど玉屋物としては使えなかったりしますが、アタシはこちらのクリソコラもダイスキです。
クリソコラクォーツとインドシルバーの蜜蝋紐ブレスレット

流通名として多く使われている呼び名の『クォンタム・クアトロ・シリカ』とはシャッタカイト、クリソコラ、スモーキークオーツ、マラカイト(4種類=クアトロ)の混合結晶ですが、ソーティングすると他の同系色の鉱物も様々にでるようなので、玉屋では「クリソコラクォーツ」としています。

ちなみに、クリソコラに含有されていて目視でもわかる範囲でいうと、水色〜青色=クリソコラ、グリーン=マラカイト、黒=鉄分、茶=銅、白&透明=石英(クォーツ)、という感じです。玉屋では透明度の高い、いわゆるジェムストーンも好きなので使いますが、本来は敬遠されがちな、こうしたクリソコラのような石も使っています。実際にお求め頂きましたら是非、その景色をお楽しみいただけたらと思います♪





第四チャクラ

玉屋ではパワーストーンとかヒーリング効果についての表記をしない理由を記しておりますが、それはやっぱり一般的にいわれているような効能や効果を基準に選ぶのではなくご自身がいいなぁと思う感覚を手放さずに選んでほしいなぁと思うからです。

図らずもヒーラーやサイキック、チャネラー各位に気恥ずかしくも嬉しいご好意を寄せていただいている玉屋物ですが、それは普通のお客様(といってもアタシはどの人にも何らかの『チカラ』はあると思っていますが)から頂戴するご好意よりとびきり優れた価値のあることだと思っているわけではございませんし、そうしたサイキックの皆様からのご好意が玉屋物の何かを保証してくれていると思っているわけでもありません。

どなたかが玉屋物を見て触れて強く感じる何かがあった時、玉屋物はその方の唯一無二となって最大限のパワーを発揮する、玉屋物にパワーがあるということであれば、そういうことなんじゃないか、そんな風に思っています。

そんな風に感じていただけるような素材選びと作品創りをするために、アタシが自身の感度の上げるための学びは日々これ精進!といったところですが、玉屋では書かずともデザイン性と色の効能はもとより、その石がより『生きる』作り方には工夫しています。

分かりやすくよく知られている例ですと、今回お創りするこのローズクォーツとガーネットのネックレスの長さは51センチ。だいたい第四チャクラに位置するように創っています。本当はアベンチュリンと合わせるといいのでしょうが、その組み合わせは色的に玉屋物には=今のアテクシの中にはないのでしていません。

創るアタシが玉屋物としてありたい姿を求めて自分を信じてこうした選択をしているように、お客様一人一人がご自身のバックグラウンドに照らして玉屋物をお選びいただければ、アテクシはただた最高にハッピッピーで超ウレチイのでございマス♪
(〃ー〃)